登山ガイドmountain stream guide santa

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懐かしいところへ行ってきました

高山の店に行く機会があり少し時間があったので『美女高原』の水芭蕉を見に行ってきました。
昔走った美女街道をR41の久々野から入り10km位で到着です。今にも泣きそうな生憎の空でしたが、水芭蕉にはこんな天気の方がにあうかも?


懐かしい美女ヶ池…宛てもなく走りたどり着いたらここだった? ような…?
覚えているかなぁ?


暫し鑑賞してください
とっても静かで独り占めでした。   綺麗でした


https://picasaweb.google.com/kirakiramadonnay/2011422#slideshow/5598419540230331378


伝説
むかしむかし、惣左エ門という村一番のそれはそれは腕のすぐれた猟師がおりました。
ある朝まだ暗いうちに村の峠に猟に出かけ、池のほとりで獲物を待ちかまえておりました。
すると、しらじらと夜が明けたと思うと、霧の中から姿を現したのは、
なんと目鼻立ちの整った目もさめんばかりの美しい女でした。
 惣左エ門は獲物のことなどハタと忘れて美女に見とれてしまいました。
女は言いました。
「私は村の人にお会いするのはあなたが初めてです。これも何かのご縁でございますね。」
そうこうしているうちに女と惣左エ門に恋が芽ばえ始めました。そして、一年が過ぎ、二年が過ぎるうちに玉のような男の子が生まれました。
なぜか、その子どもは、こっそりと乳母に預けることになりました。
でも、乳母は雨の日も風の日も人目をしのんで母親の元に通い続けました。
その通った道を乳母坂と呼んでいます。
 この出来事は決して誰にも言わないようにというのが一緒になる上での惣左エ門と女との約束でした。
 年月が経つにつれて女はますます美しさを増し老いることがありませんでした。
不思議に思いながらも惣左エ門は、女との生活を楽しんでいました。

 あるとき、村にもどった惣左エ門はきれいな女房のことを村の人々に自慢したくてどうにも我慢ができなくなり、
今までのことを村人に一部始終話してしまったのです。
しかし、村の人々に男が喋ってしまったことを女はすぐに知ってしまいました

 その夜のこと、惣左エ門が峠にもどるかもどらないうちに女は大蛇に変身し、金色のうろこをひるがえし、大きな音と共に池の中に身をかくしてしまいました。
あれよあれよと言う間もなく池の水が溢れて、大洪水となりました。
惣左エ門は必死の思いで水を食い止めようとして大きな岩に変身し、 村人を助けようとしました。
岩はとうとう豆田まで押し流されて、大きなドンビキ(大蛙)に変身して、今でも背中で水を受けどっしりと座っております。
 
 その時、峠では一面水浸しになった後、大きな平池ができました。そのころから、人々はその地を美女高原と呼ぶようになり、その池は美女ヶ池と呼ばれ、美女峠の由来となりました。

 以来美女ヶ池の水は枯れることは一度もなく、干ばつのとき、村人の命の水として、大切にされてきたと言うことです。